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イランってどんな国?

イラン、と聞いてどんなイメージを持ちますか?

危なそう
大丈夫?
テロリスト

日本で流れてるイラン情報といえば、
核開発疑惑とか、悪の枢軸とか、ホルムズ海峡封鎖とか、対アメリカ強硬姿勢とか、
何だかきな臭いものばかり。

でもイランを旅した人から聞こえてくるのは

いい国だった!
人が優しく穏やか。
親日で、日本人と近い精神性を感じる

といった肯定的なものが多い。

外務省の渡航情報を調べても、一部の地域を除いて下から2番目のレベル、「十分注意してください」の薄黄色。
これはブラジルなんかと同じで、注意は要するけど旅できる範疇(と私は判断)。


外務省より

大手旅行会社の治安情報を見ても「中東の中でも治安がよく…」とある。

この印象と情報のギャップはどこからくるんだろう?
それを知りたくてイランに入りました。

イランに来てびっくりしたことは、まず街がきれいなこと!


大都市の人通りの多い歩道


大通りから2,3本入った住宅密集地の通り

ゴミが道端に落ちてることはほとんどありません。
ゴミ箱が随所にあり、ポイ捨てする人なんてみかけません。
清掃の人もよく見かけます。
大抵おざなりに手の届く大きなゴミだけ集めるような掃除夫さんが多い中、イランの掃除夫さんは溝に入ったゴミまでかき出して集める丁寧な仕事ぶり。


明け方でまだ薄暗く、ブレてますが。
でも明け方からこの掃除っぷり。


落書きもありません。
高架下に意図して描かれた絵はありましたが、よくあるスプレーでの落書きなんてほぼありません。

というのも、先進国であってもキタナイ街は多い!
インドの街全体がゴミだらけなのはともかく、
今いるヨーロッパでもきれいさを保っている街は都会になればなるほど少ないのです。

イランは、新しく洗練された街並みではありませんが、古い中にもこぎれいな、秩序ある整った街並みです。
それだけで仲良くなれそうな気がします。
(私はきれい好きではありませんが、罪悪感なしに平気でポイ捨てしたり落書きできる人とは仲良くなれる気がしません)

街がきれいだ、というのは
「きれいを保とう、汚くしない」という家庭や社会の教育が浸透していること、
常に一定レベルのきれいを保つことで「汚してもいいや」と思わせない環境がある、
という二つの要素が必要です。
社会の教育力の高さを感じました。

イスラム諸国は比較的きれいな街が多いのですが、イランはそのこぎれいさが特に印象的です。
(あ、日本ってめっちゃきれいですよ!!すごいなぁ~と海外で思ってます)

そして次のびっくりは物価!
前回の記事とかでも「え?!」と思った人も多いと思いますが、価格のゼロがやたら多い!!


遺跡の入場チケット。
15万リアル!!


50000リアルとか、300000リアルとか!
ゼロ多すぎて毎回「イチ、ジュウ、ヒャク…」って桁を追っかけないと買い物もできない。

私たちが行った2013年8月で1$=30000~35000レアルくらい。
1$約100円なので、30000レアルって大きな数字になってても、価格は100円。
計算しにくくってしょうがない!
私たちは出てる価格からゼロ3つとって、3倍強、って計算してました。

英語で数字を聞くと、何個ゼロがあるのかぱっとわからずもたつくので、紙やら手やら計算機やらに数字を書き出してもらっていました。

というわけで、さっきの50000リアルは200円弱、300000リアルは1000円くらいになります。

両替で渡されるお札が100000リアル札で、300円ちょっと。
(大きいのは500000リアル札があります。使いづらい)


100000リアル札。
描いてあるのはイラン革命の指導者、ホメイニ師。


100ドル札1枚を両替したら、3000000リアル、
100000リアル札30枚となり、ちょっとした富豪感が味わえます。


これで数千円分。

経済の悪化とアメリカとその同盟国による経済制裁でイランのリアルは価値を落として暴落し、激しいインフレになっているのです。

タブリーズから夜行バスでテヘランに入り、大きな建物が増えてきました。

イランは中東の経済大国だ、という情報もありましたが、
長引く経済制裁の影響で「昔は勢いがあったんだろうな」というのが現在の印象です。
建物は一律に大きいけど古く、同じくらいの年代に一気に建てられ、そのままにされている感じ。

車も博物館にありそうなほど古めかしい、1970年代映画でしか見たことのないような、走ってるのが不思議なくらいの車でいっぱいです。
一方で、日本でも1000万円以上するようなピカピカな日本車も時々いたり…


こんなマツダ車が!!
本社にも残ってないのでは?


経済の停滞と格差は明らかです。

普通こうなると、街は荒みます。
ゴミが散乱し、落書きが増え、あぶれた若者がうろつき、
いゃ~な空気が漂います。

でもイランではそういう荒んだ雰囲気にはなっていませんでした
これは結構すごいことです。

本当はタブリーズからテヘランに入ってからエスファハーンに行くつもりでいましたが、
何だかめんどくさくなり、テヘランのバスターミナルに着くや否や、エスファハーン行きのバスを探し乗り込みました。
最初からエスファハーン行きのバスに乗ってれば良かった…

そのエスファハーンで、あまり良い状況とはいえないイランで大事な部分が保たれている理由が少し見えてきたような気がします。

えり
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