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エスファハーンで見えた大事なもの

タブリーズを夜10時に出て、昼3時頃エスファハーンに到着。
17時間のバス旅はこの旅最長>_<

でも!
結構平気なんだな~!

それは、バスがめっちゃいいからっっっ!!!

トルコも良くて感動したのですが、イランはその上を行きます!

ダンナさんの記事にもあるように、産油国のイランではガソリンがもんのすごい安いため、バス代もめちゃ安です。
豪華バスであるVIPバスに乗っても格安感があるため、へっぽこバックパッカーの私たちは迷うことなくVIP一択で。

するとまぁ、なんと快適なんでしょう>_<
飛行機のビジネスクラス並の座席とシート間隔。
足元のオットマン。



前の人が全部座席を倒しても全然圧迫感なし。
寝返りだって打てちゃうし!
タブリーズで泊まった宿よりバスの方がいいんじゃない?!


夜行バスで寝る時もヘジャブ着用(;_;)

これでタブリーズ→テヘラン、夜行9時間で1人1000円弱。
VIPじゃないと700円くらいで、トルコレベルのバス。

当然お菓子の配給あり。
ジュースとお菓子が数点入ったボックスが配られます。


配給お菓子。まずまず。

ただひとつ難点を上げるとしたら、バスにトイレがないこと。
にも関わらず、休憩がめっちゃ少ないこと>_<

テヘラン行きのバスではまじで切羽詰まって、運転手のおっちゃんに涙目で懇願し、予定より早いサービスエリアに停めてもらった。
夜だったから、「もぅそこらへんでいいから停めてっっっ!!」って言ったらちょうどサービスエリアが。

人生こんなにヤバかったことないってくらいヤバかった>_<

泣きそうになりながら駆け込んだトイレがなんと有料!!
身ひとつで飛び出してきた私に持ち合わせなんて当然なく、
(あったとしても、どのお札がいくらで…とか考える判断力もなかったと思われます)
徴収人のおっちゃんにプルプルと首を振ってトイレを指差すと、行っていいよって言ってくれた>_<>_<>_<
ありがとぅぅぅぅっっ!!

はー>_<

9時間で2回しか休憩なかったからねー。
5時間くらいだったらノンストップ。
運転手の疲労も怖いわ。

それ以外はほんと、世界一コストパフォーマンスのいいバスだと思います!

エスファハーンではアミールカビールという安宿に泊まります。


奥は中庭もあり、結構部屋数も多かった。

3ベッドの部屋を2人で使って、一泊480000リアルだったかな?
1500円くらい。
宿はバスほどには安くありません。

中東の宿情報は限られていて、旅人は決まった宿に集まる傾向があります。
アミールカビールはそういった宿で、この時も日本人が10人近く多い時にはいました。


アミールカビールに集まった面々。
まだまだいた!


ほとんどが世界一周中の人ですが、極まれに短期で来ている人もいます。
私たちは短期の人に2人会いましたが、2人とも現役の夏休み中社会科教員!
イランなんかにわざわざ短期ででも来ようとするモノ好きは社会科教員くらいだな、と納得した(笑)。
社会科教員は人生すべてネタですから!!


社会科教員3人組で!

エスファハーンは1500年代、サファービー朝の首都だった街で、イランの古都です。
「世界の半分がここにある」と言われた美しい都。

その中心をなすのがエマーム広場。
アッバース一世がすべてを集めた美しい広場を作ろうと造成したもので、
約200m×500mの広場の周りに宮殿やモスク、バザールを配しています。


エマーム広場の夕暮れ。
めちゃめちゃきれい!


芝生が広がっている広場の中心には大きな噴水があり、
エマーム広場は今でも観光の中心であり、市民の憩いの場になっています。


暑いから子どもたちがうらやましかった>_<

私たちの宿からは歩いて20分ほどで、ほぼ毎日通いました。
モスクやバザールも楽しいのですが、私たちにとって1番楽しかったのはそこに集う人々でした。

夕時になると強烈な暑さの昼間には閑散としていた広場がピクニックをする人で埋まるのです。
芝生に大きなシートを広げ、ガスボンベや七輪の上に鍋を置き、お年寄りから子どもまで、家族親族集まっての本気ピクニック!
日付が変わるまで続きます。
そんな光景があたり一面で繰り広げられているのです。


こんなのが見渡す限り!

とにかくイランの人はピクニックが大好き!
平日休日、朝夕関係なく、どんなに小さくても芝生があればピクニック。
(昼間は暑いからおうちでお昼寝)

1番びっくりしたのは道路の中央分離帯でピクニックしてたこと!!
そこまでしてしたいのか?!


隙間さえあればレジャーシートを広げる

場合によっては簡易のテントを建ててのピクニック。
イラン人のピクニックに対する情熱に並々ならないものを感じます。

ピクニックの基本の構成単位は家族です。
明るい時間帯には若い男子や女子のグループもいますが、
(男女は当然別グループ。ミックスのグループなんてありません!
ちょっかいかけたそうにはしてたけど)
暗くなってくると友達だけで集まってるグループはほとんどいなくなり、家族ばかりになります。

よく考えたら、日中街中で連れ立って歩いているのも家族単位が非常に多かったのでした。
カップルなんて当然見られませんし、友達同士もまれ。

「家族」という構成単位が非常に力を持っているのでしょう。

イランは食事がおいしい、と聞いていたのですが、
実はイラン滞在中1番「トルコに帰りたい(;_;)」と思わせたのが食事でした。

レストランがほんとになく、あってもほぼケバブかハンバーガー。
マズくはなくても、2週間毎日、となったら「カンベン…」です。


鳥ミンチのケバブ。
おいしいけど淡白で毎日となると飽きる!


これも、家族関係が強固という前提に立てば納得がいきます。
食事は家族と家でするもので、外食しないのです。
外食産業で必要とされるのはパッと小腹を満たせるファーストフードで十分なのです。
(お家ごはんに行っていたおたけいさんによると、家庭ごはんはほんとにおいしかったそうです!!)

イランには結局2週間ちょっとの滞在でしたが、
国際的、経済的に難しい状態にありながら捨て鉢、投げやりな雰囲気がなく、
大事な部分が保たれている、という印象だったのは、
社会の基盤である家族の教育力がしっかりしていることに由来しているんだろうなと思いました。

そしてその次の構成単位である、地域社会の強固さ。
これはモスクが大きな役割を果たしているのだと思います。
家族が「家族であらねばならない」という意識作りに、イスラムの教えは大きく影響していると考えられます。

国際社会から少し離れた場所にいるからこそ、
物質と効率を追い求める資本主義にどっぷり浸かってしまうこともなく、
情報が限られているが故に過度な個人主義を求めることもなく、
今のイランでいられている。

そう考えると、少しネパールと似ているかも知れません。

厳しい状態にありながら、豊かさや幸せを感じさせてくれる国に共通しているのは、家族関係でした。

えり
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