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世界最小のバチカンと世界最大の美術館

23カ国目は、ローマ市内に小さく浮かぶ独立国、バチカン市国!


23カ国目~

世界一小さな独立国として有名なその面積は0.44平方kmで、東京ディズニーランド以下。
キリスト教カトリック教会の総本山です。

ローマ市内の中心部からバスで15分ほど、川を渡ってすぐにばーん!と大きな白い建物が姿を表します。

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目の前がサンピエトロ大聖堂

低い柵だけで区切られ、チェックも何もなく、
単に公園に来たかのようなこの柵の内側はイタリアではないのです。

20130928_103258+1.jpg
こんな柵が国境

ほんとに国って不思議な存在。
元から存在してたかのように大きな顔して影響力を誇っていますが、
人間が便宜上生み出した概念にすぎないんだな、ということをこういう所に来ると実感させられます。

以前も書きましたが、国家が成り立つ3つの要件として、領域・国民・主権があります。

バチカン市国の領域はここで、国民は800人ほど。
ローマ教皇をはじめとする聖職者でほとんどを占められています。
バチカンは二重国籍を認めているため、すべての人が故郷などに国籍を持っているそうです。
現在のローマ教皇、フランシスコもアルゼンチン人でもあります。

当然ここで働いている人はもっと多くて3000人ほど。
ローマ市内からの通勤者がほとんどで、毎日が国境越えです。

主権も当然認められており、バチカンの法で動きます。

わかりやすかったのは車のナンバープレート。
バチカン独自のナンバープレートをつけている車がありました。

20130928_103434+1.jpg
バチカンナンバーの軽トラ!

この車はイタリア領内は走れないはずです。
ユーロ圏のナンバープレートがほとんどでしたが、作業用の軽トラなど、少ないながらバチカンナンバーを見つけて嬉しくなりました。

それから独自の郵便制度。
バチカン内のポストにしか投函できませんが、国際郵便も送ることができます。

20130928_131454+1.jpg
バチカン郵便の黄色いポスト

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ローマ教皇の横顔切手


切手や消印の珍しさから、自分や家族にここからポストカードを送る観光客がめっちゃ多い!

当然私たちもやるよねー(^^)
今回は自分たち宛にも!
もう届いてるはずで、帰って見るのが楽しみだぁ。

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投函!!

ちなみにイタリアの郵便より信頼性が高いらしく、ローマ市民がバチカンで出すこともあるそう(笑)

そんなバチカンの見所は2つ。
サン・ピエトロ大聖堂とバチカン美術館。
というか、一般人はそこにしか入れないのが正解。

まずはカトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂から。

カトリックとは「普遍」という意味で、イエスの12弟子のうちの筆頭であったペテロを信徒のリーダーとし、その系統を代々ローマ教皇が中心となって守っている宗派です。
つまり、ペテロは第一代ローマ教皇ということになり、「サン・ピエトロ」というのは「聖ペテロ」ということです。

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この人がペテロ。手に鍵(天の国の鍵らしい)を持っているのが目印です

サン・ピエトロ大聖堂のあるこの場所に、パレスチナから伝道してきたペテロが葬られている、とされていることからサン・ピエトロ大聖堂が建てられ、現在のバチカンとなっています。
先日初めてペテロの棺が公開されましたね!
きっとものすごい数の信者さんが世界中から集まったんだろうなぁ…
すごい瞬間だなぁ…

サン・ピエトロ大聖堂は入場料はいりませんが、飛行機並みの荷物&ボディチェックがあります。
そして入場制限もあるようで、巡礼の人と観光客で、日が高くなるにつれて行列が長くなります。

私たちは10時過ぎに着いて、写真撮ったりキャピキャピ楽しんでたら、20分ほどで列がかなり長くなってました^^;

日本語ガイドを借りて入場です。
この日本語ガイド、敬虔な日本人カトリック信者さんが思いの丈をこめて作ったもののようで、
ものすごく詳しくて、ものすごく熱く、ものすごく勉強になりました。
…が全部を丁寧に聞こうとしたため、後半は疲労困憊でしたが^^;

世界最大の大聖堂で、中に入った時の圧倒感ったら!

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200mの回廊

ラファエロやミケランジェロといった、学校で必ず習う人物たちが現在の大聖堂を設計していて、1600年代のもの。
この建物だけでも来るべき!って言えるけど、入ってすぐ右手のピエタ像ときた日には…>_<

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ミケランジェロ唯一の署名入り彫刻、絶命し十字架から降ろされたイエスを抱くマリアを描いたピエタ。

肌の柔らかさ温かさ、布の透け感、皮膚の下の筋の様子すらわかる。

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イエスの腕のだらっとさがすごいっっ(>_<)

これが石でできているなんて思えない。
生身の人間がそこにいるよりもみずみずしく、ほんの一瞬の形を永遠に留めたピエタからしばらくはなれることができませんでした。

中央の祭壇には信者の人しか行けません。
世界各地から巡礼ツアーでやって来ている風な団体さんがたくさん!

そういった人たちがイエスの一番弟子だったペテロの足を触っていくので、今ではこの通り。

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このペテロの右足は…

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こんなになっちゃってる!!

すごーいー!

サン・ピエトロ大聖堂をがっつり見たあとは、バチカン国境となっている壁をぐるーっと大きく回り込み、バチカン美術館に。

ここも毎月最終日曜は無料になるらしく、悩んだのですが、
ただでさえ行列必至の美術館なので、明日にお客さんが流れることを期待して、お金払って入ってきました。
昼過ぎから入ったのも良かったのか、聞いていたほどの混雑ではなく、比較的ゆっくり見れて良かったです。
チケット買うのにも並ばなかったし。

ここは歴代のローマ教皇が集めた美術品を展示したもので、いくつもの美術館の集合体になっています。

古代ローマ・ギリシャ彫刻が集められた美術館。

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ラオコーン!これが古代の作品だなんて…!!

絵画が集められた美術館。

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考古学的な品が集められた美術館やタペストリー、地図の回廊などなどなど…。

どれもこれも見応えありすぎで、何だか感覚が麻痺しそう。

その中でも特にすごいのがラファエロの間とシスティーナ礼拝堂。

ラファエロは世界史でもおなじみですが、私が今まで見てきた中で最も絵の中の登場人物一人一人が生き生きと描かれてるように感じて、すごく好きでした。
躍動感があり、まるで声が聞こえてきそう!

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火事から逃げ出す人々がめっちゃリアル

特に大好きだったのが、ギリシャの哲学者が一同に集まったら…という仮定で描かれた「アテネの学童」。
アリストテレスやプラトンがあちこちで議論したり絵を描いたり、すっごい楽しそうなん!
しかもプラトンはレオナルド・ダ・ビンチの容貌で描かれてたりと、ルネサンス当時の有名人も楽しめる!

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ラファエロは自分もちゃっかり書き込んでいる

もーめっちゃ好きで、何かグッズを買おうかと思ったんだけど、荷物になるし断念。
これはちょっと後悔>_<

そしてミケランジェロの「最後の審判」のあるシスティーナ礼拝堂。
ここは「最後の審判」のある正面の壁面以外にも、天井の「創世記」もミケランジェロの絵画で、
首が痛くなるまで見上げていました。

ここは写真ダメなのでお見せできないのが残念。

ミケランジェロは彫刻が本業(?)だから、絵画も解剖学的に筋肉のつき方がわかる描き方。
筋肉好きとしてはたまりません♪

しかし、こうやって見てみると、古代ギリシャ・ローマの彫刻がいかにとんでもなくすごいかがよーくわかります。
人間が大好きで、人間に興味津々で、人間をものすごく肯定してて、もぅダメな部分も全部OK!って言ってるみたい。

中世には宗教画を生き生きと描くことがタブーになります。
人っぽくないことが神性を表すとされたよう。

その反省で古代に立ち返ろうとするのがミケランジェロのころのルネサンス運動で、16世紀頃です。
ってことは、それよりはるか2000年も前にあれだけの作品が生まれていた、
その事実に驚くばかりです。

結局バチカン美術館には4時間以上かかりました。
それでも閉館時間が近づき最後に残した絵画館が駆け足になってしまったほど。

バチカン観光は気力と体力が相当必要。
キリスト教の歴史を全部背負ってるんだから、1日で見てやろう、っていうのがそもそもの間違いでしたね…(ーー;)
がっつり腰を据えてもう一度来たいです!

えり
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