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イブじいの家に行く

7日の朝にダハブを出発し、その日のうちにエルサレムにたどり着いていたはずなのに、
なぜかテルアビブに行くことになり、
(夜中に到着したからホテルが選べず、なんと1泊9000円もしたっ!!
ダハブのステキホテルより全然ステキじゃないのにさらに高かった!!
やっぱり夜中に新しい街に着くもんじゃぁない!)

じゃあ、ビザとって無駄にならないようにしようと思ったところ、まさかのビザ有料で取得を断念し、
手ぶらでエルサレムに向かうことになってしいました…。

徒労ばかり…(>_<)

地中海チラ見できたことだけが唯一の救いか…?


どうせこの先で地中海沿岸をまわるんだけど

こんなことなら朝イチでエルサレムに向かってれば無駄なタクシー代やケンカもなくてすんだのに…
エルサレムの滞在日数が短くなったじゃん…
ブツブツ…

ブツブツを抱えてエルサレム行きバス乗車です。
45分に1本くらい発車してて、1時間もしないうちに近代的なテルアビブから、石壁が重々しいエルサレムに到着。


テルアビブ・ヨルダン大使館がある辺り

20130709_091345+1.jpg
エルサレム旧市街

今回は静かな車内でよかったわ~。
昨日はほんまにブチギレだったからねっっっっ!
車内で座らないわー、ボールぶつけ合ってはしゃぐわー、音楽ガンガンにかけて本気で熱唱・合唱するわー、内輪ネタで爆笑するわー。
昼休憩の教室かっ?!って感じ。
修学旅行のバス内でもあんなに騒がんわ!

20130707_220412+1.jpg
とうにハタチを超えた短パン小学生男子たち

完全に「傍若無人」だったからねっ。
「傍らに人無きが若し(ごとし)」の具現化!!
あんな高校生以下のメンタリティしか持ってない奴らが自国の脅威を叩き込まれ、銃持ってそのへんウロウロしてたんかと思うと、恐ろしくて仕方がないわっ!

イスラエルは男女ともに徴兵があることで有名です。
(いろんな条件で免除される人もいます)
高校卒業後、男子3年、女子2年の徴兵があり、都市警備や国境やパレスチナボーダーの警備に当てられるのだそうです。
私たちの国境越えの時に荷物検査してたりしてたのは、きっとこういう人たち。
めっちゃ若い。
若いから融通きかないし、経験ないのに下手に権力与えられてるから、勘違いして高圧的で超感じ悪いし(ーー;)
きっと普段はかわいい子達なのにね。
「権力」とか「武力」って人を変えるんだよね。

そんな若いハタチ前後の軍服着た人たちをイスラエルでは本当に良く目にします。
ペロっと銃を肩にかけて、仲間とキャハキャハ笑ってたりします。

20130707_163942+1.jpg
バスターミナルでもこの格好で大騒ぎ

20130708_125445+1.jpg
こんな状態でいっしょのバスになる
ヒビって隠し撮り


そのミスマッチさ。
銃の軽さ。

国土も狭く乾燥していて、他国との軋轢も多く抱えていて、とにかく「国民が財産」と思っているイスラエル。
教育熱は相当で、知的財産への投資がものすごく篤い。
ノーベル賞受賞者にイスラエル人が多いのも、こういった背景もあるのでしょう。
徴兵して「国について徹底的に教育する」のも一貫性があると言えます。

だったらね…
マナーとか自制とかってことも徴兵先で教育してもらえないもんですかね…???
(まぁ、教育したところで目が離れたら騒ぐ奴がいることは、体験上よーーーーーーーーーーーく知っていますがね)

彼らは徴兵後、与えられた休暇で海外を長期で旅行する人が多いのだそうです。
で、海外への見聞と人脈を広げて国に戻ってくる。
これは国にとってもものすごい財産です。

ここは日本も学べる部分だと思った。
「世界を相手取る」意識がそりゃ違うでしょう。

ちなみに、大学進学は徴兵後になるので、大学生の平均年齢は高いんだそうですよ。
ってことは、きっと晩婚化も少子化も進んでるんだろうね~。
…と思って調べたら、合計特殊出生率が3.0だった…!
(日本は1.3とか)
アラブ地区の出生率が高いんかなぁ?

結局予定よりほぼ丸一日遅れでのエルサレムIN。
まずは宿の確保です。

私たちがめざしたのは、「イブラヒムじいさんの家」。
バックパッカーにはつとに有名なこの家は、宿ではなく、本当に「イブラヒムじいさんの家」なんです。
宿泊料はなく、寄付で成り立っていて、食事もさせてもらえます。

お腹すいてたけど物価の高い中で食事をするのをがまんして、ごはんを食べさせてくれる略称「イブじいの家」をとにかくめざします。

エルサレムのバスターミナルから旧市街までトラムで移動をし、そこからバスで。
このバス、ユダヤ人地区を回る緑のエゲットバスと、アラブ人地区をまわる白ベースのアラブバスに、乗り場もルートも乗客も、完全に分かれています。
ここにもイスラエルの抱えるゆがみが見えます。

イブじいはベドウィン出身のアラブ人なので、アラブバスに乗って旧市街のそばのオリーブ山にある住宅街に行きます。
「75番のバスに乗って、イブラヒムハウス!って言ったら降りるところ教えてくれるから」
と教えてもらっていましたが、こっちが聞くより早く
「イブラヒムハウス?」
って聞かれた(笑)
そんなによく行くのね…。

乗ること20分、5.2シェケル(約150円)で下車。
でも、完全に住宅街で、どこにイブじいの家があるかわからない。
通りがかりのおじいちゃんに聞いたら、最初は「わからんなぁ?」と言う感じだったのが、
行き過ぎたあと思い当たったらしく、戻ってきて連れて行ってくれました。
やさしい~。

この人がイブじい。

20130712_085638+1.jpg
タイミング逃して一緒に撮れなかった…
赤と白の千鳥格子の頭の布は、出自がベドウィンの証


「Welcome!」「Eat!」「Drink!」が口癖で、旅人に宿と食事を提供してきて数十年。
顔を見ると、「Welcome!」!
食事の手を止めると「Eat!」!

誰でも、いつでも受け入れ、ベッドがなかったとしても絶対断らないんだそうです。
宿泊・ホットシャワー・食事・ネット・洗濯をさせてもらえて、キッチンも冷蔵庫の中身も自由に使っていいよ、と言ってもらい、毎朝ごはんも作らせてもらった。
夜は食べきれないほどの料理を出してくれる。

どこの馬の骨ともわかんない私たちを無条件で受け入れ、もてなし。
そんな運営を、お手伝いをしてくれる人と親族と利用者の寄付で数十年…。
すごい人です。

ナショジオなどの雑誌でも取り上げられたり、講演もしたり。
なんか、パスポートなしでも外国から招待されたり、とかもあったらしい。
(パレスチナ人のイブじいはパスポートが出なかったらしい)

20130712_085625+1.jpg
壁に貼られた取材の記録や手紙

「1泊50シェケル(約1500円)の寄付を」ということになっているけど、時々、寄付制なのを「これ幸い」と、払わずに出て行ったり、小銭だけ入れていってしまう人もいるらしい。
確かに食堂の鍵付きボックスに入れるだけだから、誰が入れたか入れないか、わからない。
タイミングによっては「部屋?」みたいな所のベッドになることも。
(私たちも最初の2泊は大掃除からのスタートだったし)

これだけ「してもらって」、どーしてそういうことができるんだろうね~。
「与えられる」ことが当たり前で、「返す」という発想がないんだろうね。

今年の年末、イブじいは来日する予定なんだそうです。
そして、今回の来日には、なんと初の広島訪問が予定されています!!
私たちが広島に帰っていれば、「お返し」できるチャンスだったかもしれないのに!
残念!
広島の皆さん、もし講演などの案内があれば、ぜひ教えてくださいね~。
イブじいの広島訪問がいいものになりますように。

エルサレム滞在可能日数、今日含め4日。
今日はたどり着いて力尽きてしまった…
明日は旧市街に、そして残りの2日でパレスチナ自治区へ向かいます!!

えり
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